【実験】ネコは液体!横幅のすり抜けには絶対の自信あり!

「ネコは液体」という論文が海外が話題になっていので、要約してご紹介します。
Cats are (almost) liquid!—Cats selectively rely on body size awareness when negotiating short openings

みなさんもご存じのように猫の狭い場所や隙間を通り抜ける能力は、多くの人々に驚きを与えてきました。
このような猫の柔軟性を探るため、ペーテル・ポングラーツ氏は興味深い研究を行っています。

実験では、ハンガリーのブダペスト周辺の家庭から30匹の猫を集め、異なる高さおよび幅の隙間を備えた段ボールパネルを用意しました。飼い主が反対側で猫を呼ぶことで、猫がどのように反応するかを観察しました。

実験の結果、猫は幅が狭い隙間でもためらうことなく挑戦し、たとえ失敗に終わっても挑戦を続けました。しかし、隙間の高さが低くなると猫はより慎重な行動を示し、試行錯誤したり、別の道を探すこともありました。

これは猫が自分の体の高さを認識し、その制限を意識していることを示しています。一方、横幅に関してはあまり敏感ではないことが明らかになりました。

つまり、いくら横幅がなかろうとも、そのすり抜けには絶対の自信をもっているようで、あたかも、自分の体幅を認識していないような動きをみせます。
しかし、一方で、縦幅は、慎重になるようで、高さの低い通路は苦手なようです。

FOUR
猫は液体である!というキャッチーなタイトルに引き寄せられてしまいましたが、かなりガチな論文でいろいろな条件で実験が行われています。
でも、これって、実は猫のようようなグッズにおいて、使えるデータでないかと思います。
つまり、入り口や通路は幅はなくてもよいが、高さは必要だというこですよね。
折角買ったのに、お気に召さなかったのねー!っていうこと、いままで何度もあります。(ねこカゴとか。( ;∀;))
それはこういうことだったのですね!猫タワーやトイレに活用できそうです。
いずれにしても、こういうことをじっくり研究できる環境っていいですよね。あこがれます!