2007年に突如として現れた猫の新柄「サルミアッキ」。その謎が2019にDNA解析通じて判明しましたので、
その記事をご紹介。
A New Cat Color Is Defying Genetic Expectations
そもそも、「サルミアッキ」とは、
サルミアッキ(フィンランド語: salmiakki)は、薬草(甘草)の一種であるリコリスから抽出した成分を配合した「リコリス菓子」のひとつで、リコリス菓子に塩化アンモニウムを添加したもの。その他の食品や飲料の味付けとしても使用される。
とされる、北欧のお菓子。
このお菓子に似ている、2007年にフィンランドで発見された新しい猫の毛色をもまた「サルミアッキ」と呼ぶようになり、ハチワレをベースとして黒、白、グレーなどの色をしており、毛が根元
の色から毛先にかけて白く変わっているのが特徴。サルミアッキに塩化アンモニウムをまぶしたものに姿が似ているため、サルミアッキと名づけられました。
時が達ち、2019年に、遺伝学者ハイディ・アンダーソン氏らはこの毛色に注目し、その遺伝子の謎について研究を始めました。
ゲノム検査により、サルミアッキ柄の猫は特定のDNA配列が欠けていることが確認され、これが毛色の要因であることが分かりました。
片方の親にのみこの遺伝子が見つかった猫はサルミアッキ柄にはならなかったため、この変異は劣性遺伝であることがわかっています。
この変異遺伝子を持つ猫は珍しいうえ、両方の親からこの変異を受け継ぐ必要があるため、サルミアッキ柄は自然界ではとても珍しい毛色です。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/age.13438
↑いろいろなサルミアッキ柄だそうです。
劣性遺伝子ならば、2007年以前から、ずいぶん前に広く広がっており、たまたま、2007年に人間に目につく形現れたということですかね。
というかですね。
これをみて、新種だって、わかるところがすごい。
いや、普通の猫っすよね。かわいいすね。になってしまうところなんですが、どうやったら、新種だって思ったんでしょう。それが不思議です。
猫と人間がともに暮らして12000年経ちましたが、今になってもサルミアッキのような新しい柄が発見されているので、これからまた新しい猫の柄が現れるかもしれません。