「ペット」の始まり:PETの語源はなでるから?
記事第2弾!
今回は猫と人間の関係、ペットとして飼われるようになった経緯等を探っていきたいと思います。
まずは「ペット」という言葉について。
愛玩動物のこと。大切にかわいがるために飼育されている動物をいう。昔からおもに哺乳類,鳥類,魚類が飼われてきたが,近年はワニ,トカゲ,ヘビなどの爬虫類も人気を集めるようになり,両生類や昆虫類を含めて幅広くペットになりうる。そのなかで最も一般的なのはイヌ,ネコで,危険を察知したり狩猟の助けをしたり,ネズミをとるなど家畜としての役割を兼ねていたものが,長い歴史のなかで遺伝的に改良され,まったくの愛玩用になってしまった品種も少なくない。
「Petty」(些細、小さな存在)を短くした説
「Petting」(なでる)という言葉から派生した説
猫はなぜ人間にペットとして飼われるようになったのでしょうか…?
ペットとしての猫:9500年前からの軌跡。
飼い始めるようになった経緯はキプロス
「ネコの真実」という本にはこうあります。
ネコの家畜化は9500年前には始まっていたとされています。
地中海のキプロス島で、9500年前のものとみられる人間とネコが一緒に埋葬された墓地が見つかったことから、ネコが人間に飼われていたと推測されたわけです。この発見以前は、ネコの家畜化は5000年前にエジプトで始まったとされる説が有力でした。
ただ、農耕が始まったからネコが家畜化されたというなら、なぜ9500年前のキプロスの人はネコと一緒に埋葬されたのでしょうか。それは、もっと精神的な繋がりがネコと人間の間にあって、そのような関係が確率されたのではないかと思います。
ネコの真実
必ずしも何か狩り等の目的があって飼い始められた訳ではないのではないか
そこにはもっと深い繋がりがあったのではないかという説が有力です。
キプロスは、トルコの南、東地中海にある日本の四国の半分くらいしかない小さな島国です。
猫は特別?残酷ではあるが人間側の利用目的はなんだったのか?
また、こうもあります。
人間の家畜の中で、ネコは特別な立ち位置にいます。食用にするためでもなく毛皮を取ることもない。餌は自分で調達しますし、訓練して使役することもできません。人間側のはっきりした利用目的がなく、何で家畜なのか分からないのがネコなのです。
ネコの真実
こちらもその根拠の1つになっているのかもしれません。
猫は不思議な存在と言われますが「家畜」というイメージは確かにあまりないですよね。
人間が猫を家畜化したというよりは
何かしら人間に近づいてきた猫をそのまま家畜化していた。
というのが猫と人間のあり方、始まりだったと言われています。
それが現代に繋がっているんですね。
長く続く猫と人間の関係:切っても切れない縁?
今は猫を飼うとしたら?
ペットショップや野良猫、保護猫等様々な手に入れ方があります。
なぜこんなにも長く人は猫を飼い続けたのでしょうか…
様々な理由があると思います。
なぜ人間は猫を飼うのか。ネズミ対策?
ただの偶然から飼い始めたという説やネズミの駆除説は理屈としては合っているのですが、ネコと人間の関係は理屈ではない何かで始まったのではないかと強く思います。それは現代の人間がネコを飼う理由にも当てはまります。子供の情操教育に、老後の話し相手に、独り暮らしの寂しさを紛らわせるために、恋人に振られたから、などと人は理屈を求めるものです。そしてその理屈に納得しようとして、心の奥底に潜む美への憧れにはなかなか気付き難いのかもしれません。
ネコの真実
また最初の方に書いたように猫は手のかからない動物でもあります。
自分の事は自分でしてくれるのです。
非常に頭がいいと言えます。
そして「美」といったように美しい存在です。
昔から家畜というよりは不思議な存在とされるように
猫にはどこか独特の魅力があると言えるでしょう。
そんな所が人間が猫を何か理由がなくても飼ってしまう理由なのかもしれません。
猫を飼う事で…医学的根拠も。
医学的な根拠まであります。
医学的にもネコの存在が人間の健康に貢献するという事実が証明されてきました。
ネコがその存在で人間をストレスから解放してくれるだけではなく、医学的な見地から治療してくれているとしたら感謝してもしきれない気持ちです。
ネコの真実
それは大きく2つあるとされていて
猫を飼う事で「癒される」事による効果
そして
猫がゴロゴロと喉を鳴らす事が人間にもいい効果がある
という物です。
実際に猫を飼う事で病気や怪我が早く治ったという話。
そしてもちろん、猫好きな方は猫を飼うだけでいい効果があるという物までたくさんあります。
何かまだ説明できない所にまで
猫にはまだまだ様々な可能性が秘められているのかもしれません。
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猫と人間の絆が永遠でありますように。
そんな不思議な魅力を持った猫。
ペットとして飼うのは素晴らしい事ですが、心得は必要です。
最近は一過性の流行りやブーム、衝動飼いで手放した行き場のない保護猫問題もあります。
ペットを飼うにあたって大事と言われている事があります。
飼い主に必要な10の条件
②ペットを迎えることに家族全員の合意があること
③動物アレルギーの心配がないこと
④そのペットの寿命まで(終生飼養)飼育する覚悟があること
⑤世話をする体力があり、その時間をさけること
⑥高齢になったペットの介護をする心構えがあること
⑦経済的負担を考慮すること
⑧必要なしつけと周囲への配慮ができること
⑨引っ越しや転勤の際にも継続飼養する覚悟があること
⑩飼えなくなった場合の受け皿を考えておくこと
猫以外の動物にも言える事ですが1つの命。
昔から培われてきた猫と人間の関係を
猫を大切にしてこれからも繋いでいけるようにしたい物です。