フケ・目ヤニは要注意/猫の免疫を考える

同じようでも少しづつ変わっていくのが猫であり、生き物なのですが、
とくに健康を損なう予兆には注意を払いたいものです。

予兆の予兆といえば、きりがなく、突き詰めると神経質そのものともいわれがちですが、
それでも、見逃してほしくないのが、コレ。

フケ・目ヤニです。

いろいろな病気の原因と戦うのが、免疫という仕組みなのですが、
簡単にいうと、その免疫からの重要なメッセージが上記の2つといっても過言じゃないです。

フケについては、皮膚の角質細胞がはがれたものですが、免疫機能が落ちて、角質細胞に異常が生じているといえます。
栄養不足・ストレス・乾燥・慢性疾患、さまざまな原因が考えられますが、いずれにしても、体調不良へのシグナルと考えてよいと思います。

目ヤニについても同様で、目の周辺の炎症もしくは老廃物がたまったものですが、免疫機能が落ちると、普段は問題を起こさないウイルスまで牙をむき、炎症を起こし、目ヤニとなるケースがあります。
結膜炎などの場合は点眼すれば、すぐに良くなりますが、大元の免疫機能を改善しないことには、すぐにまた結膜炎になります。食事などを通じて、免疫機能改善・強化をぜひ考慮してください。

なお、上記の2つに神経質ならずにすむポイントが、普段の様子です。
普段はこんなにフケがなかったのに、など、普段と変ったことが重要です。
いずれにしても普段と変わらないのであれば、普通の生理現象ともいえますので、様子見で十分です。
なお、フケの多い子や、実際、目ヤニが出やすい子もいます。
かくゆう、うちのニャンコも、拾上げた時に全身皮膚病にやられた左目が、常に涙目状態で、目ヤニも多いですが、
調子が悪いと目ヤニも白っぽくなったりと、変化がありますので、そこを見分けのポイントにしています。

また、よく話にでるのが、目ヤニはとった方がいいのか、ですが、
私は、取らなくもいい派です。理由はとるときに雑菌が目に入るのが怖いからです。
きちんと消毒した手などで取ればいいのですが、まぁ、そのままでもいいかなと。

病気などには、前駆症状というものがあったり、予兆があったりして、気が付いてくれよ、とオーナーにメッセージを送ってくれるものが実は多いです。
きちんとキャッチできれば、重くならず、また費用の負担も少なく済みます。
私も、愛でるというのは、そういうことまで含んでいるのはと思うこの頃です。
がんばりましょう。