一般の家庭で猫の健康の様子をみるには、
食べるところをみる。
運動の様子をみる。
そして
排泄みる。
(個人的には体重も重要ですが機械が必要なので、こちらはまた今度。あわせて聴診器や猫用の体温計などもご紹介したいと思っています。)
大切なのは、比較できることなので、普段の健康時の様子をしっかりおさえることです。
これがないと、いまが異常かどうもわからないので、ようような行動・イベントを定期的に写真・動画にしておくのが、いいでしょう。
これをやって数年、私のスマホの中はゲロとウンチの写真ばかりになりましたが、それでも非常時に幾たびか、獣医と相談する重要な資料になったことがあります。
で、排泄、つまりうんちですが、つまるところ、3日に1回以上、お願いしたいです。
おおよそのうんち日記・記録をつけることをおススメします。
多頭飼では、見分けですので、監視カメラなどでの記録がおすすめです。
当の便秘は、前駆症状として、腸がつまるため、食べ物が入らないため、ゲロをしだします。
ゲロを繰り返ししていると、水分・食欲がなくなり、元気がなくなります。
ここまでくると、要注意ですが、あわてないで、浣腸しましょう。
医者にいくまえに、まず浣腸という、いいつたえもありますが、おろそかにできないものだと思います。
とかく、世間一般は、体に入る方を重要視しております。当方も食品会社でこれの一端になりますが、出る方も、
それ以上に大切だと念を押したいです。
閑話休題
便秘ですが、せっかくなので、下腹部をさわって、これが便秘のときの腸のふくらみなのだ、をおさえてください。
とくに、多頭飼いであるなら、一方の猫の下腹部と比べるのが、わかりやすいです。
体重計にのせて、うんち前の記録できる余裕があるなら、なおよしです。
浣腸は風呂場で。
風呂場などの清掃が容易が場所にトレイごと持ち込んでやるのが、おすすめです。
うんちシートなどがありますが、そこにおさえつけておくのは、後述しますが、時間的に無理です。
浣腸には子供浣腸を使います。保存きくので、多めに常備しておいてください。
浣腸の施術のコツは、なれです。何回かやるとなれますが、ある程度のいきおいが必要だと思ってください。
そのまま、差しても大丈夫ですが、肛門のあたりが乾いていることが多いので、
浣腸と肛門のあたりをオリーブオイル・プロペトなどで湿らすのはアリです。
(なれてくると浣腸液でやってもいいと思います。)
体重4-5kgなら、ブッシュと一気に注入してください。
肛門あたりまでうんちがきていると、注入口も薬液も押しかえされたりします。
注入口をちょっと斜めにするなどの工夫もあります。
薬液が押し返されても、あわてないで、いったん様子もみましょう。
要は、排泄のきっかけ作りなので、少量でも入れば、いける場合も多いです。
このため、気になる人は、あらかじめ、ビニール手袋することもおススメします。
浣腸後は、10分くらいで一発でてきます。
しかし、ここで安心しないください。そのあと、追いうんちがやってきます。
浣腸が効きだすと、猫も、うんちハイもしくは混乱するため、
この追いうんちは、トイレでしないことが結構あります。
これが大惨事を招くことがあるので、かわいそうですが、浣腸後は1時間くらいは、風呂場に
いてもらった方がいいでしょう。
浣腸慣れ、浣腸は効かなくなる?
浣腸を頻繁に行うと、腸がなれてしまって、効かなくなるといわれることがあります。
理論的にはありうる話ですが、
便秘を前にして、躊躇している場合はありません。バンバンしてください。
成猫の場合は、うんちの仕方を知っているので、つまらせなければ、流れがよくなります。
うちも、いっとき、便秘に悩まされ、多用したときもありましたが、
効能が薄れるということは、ありませんでした。
便秘の原因を考える。
便秘はうんちがでたら、すぐに原因を考えましょう。
成猫の場合は、体調や環境・季節の変化もありますが、主な原因は食べ物にあります。
そして、おおよそ、それは水分不足です。
ちいさい、ころころのうんち(コロコロ便というそうです。)をしだすようなら、注意が必要です。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BE%BF%E7%A7%98
猫にもよりますが、新鮮な水を好む猫が多いようです。
水も数時間たつと酸化してじょじょに味がかわります。
できるだけ、新鮮なものを与えるようにしてください。
また、ドライフードなら、水でふやかして、与えることや、
ウエットならば、さらに、水増しして、あたえるなどもよいと思います。
さらに、シリンジで強制給水という方法もありますが、これは別所で。
便通にも効くとうたった植物・穀類が入ったキャットフード、いわゆるカリカリを
ここで、食べさせるかは、難しいところです。
たしかに、植物繊維が入るため、便通もよくなり、ふっくらうんちがでるようになります。
個人的には、最終的には要はバランスと考えますが、答えがありません。
今後も検討したいです。
じゃぁ、今、どうするんだ、という人にはコレ。
カンテンです。消化されない植物繊維のため、便通がよくなり、しかもカロリーゼロ。
常食としている食べ物の上に、パラパラと振りかけてください。
猫は鼻がいいので、人にはほとんどわからない、この寒天のニオイすら、いやがる場合があります。
量ははじめ少しから様子をみながら、多くするといいと思います。
まとめ
便秘自体はよくあることです。すぐに解決できる方法があるので、
必要以上に気に病む必要はありません。
それよりもその原因については、獣医さんなどをよく話し合うことが大切です。
うんこハイで駆け回っているにゃんこをみるのも、また楽しいですよね。
がんばりましょう。